このたび,感染症を専門とする獣医師の有志が集まって「獣医臨床感染症研究会」を設立しました.
今後は感染症の診断や抗菌剤の適正な使用法などについて検討を行い,情報を発信して行く予定です.
第17回研究会として、2022年4月24日(日)に敗血症に関するオンラインセミナーを開催します.酪農学園大学の酒井俊和先生、佐野忠士先生、当会会長の村田および運営委員の露木より、診断・管理・治療について解説いたしました.詳細はこちらから.
第16回研究会として、2021年12月5日(日)に重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に関するオンラインセミナー「拡大するSFTS:臨床獣医師はいかに備えるか」を開催しました.詳細はこちらから.
列島縦断AMR対策事例紹介シリーズで当研究会の活動が紹介されました.
これは,薬剤耐性菌の発生抑制に取り組む様々な団体に取材をしたもので,当会からは会長の村田先生がインタビューに応じています.
詳細はこちらから.
COVID-19とペットの飼育者
北里大学獣医学科講師で日本心理学会の認定心理士でもある木村祐哉先生が,今回のCOVID-19がペットの飼育者に与える影響について調査し,結果を速報にまとめてくださいました.結果はこちらからご覧いただけます(分析を加えたものが、科学技術コミュニケーション誌に掲載されています).
伴侶動物と暮らす人たちがどのようなイメージでこの感染症をとらえ,どのような不安を抱えているかを知ることは臨床獣医師にとって大切なことだと思います.その点でこの調査は他に類を見ない重要なものではないでしょうか.
「薬剤耐性へらそう!」応援大使賞を受賞しました
薬剤耐性菌対策や啓蒙活動を行なっている団体を対象にした第3回薬剤耐性(AMR)対策普及啓発活動表彰「薬剤耐性へらそう!」応援大使賞を本会が受賞しました.この賞は内閣官房が主催するもので,2019年11月9日に授賞式が行われました.
詳しい情報は内閣官房ホームページをご覧ください.
2018年8月5日(日)に東京大学で本会主催の犬と猫の感染症をめぐる最新知見についてのシンポジウムが行われ多くの方にご来場いただました.
講演いただいた先生方,そしてご来場いただいた多くの先生方,ありがとうございました.
講演内容
1.抗体検査を組み込んだ新しいワクチンプログラム ーAAHA ガイドライン(2017)を取り入れるー
講師:辻本元先生(東京大学大学院)
2.獣医師が気をつけるべき伴侶動物由来人獣共通感染症 ーSFTS を中心にー
講師:前田健先生(山口大学)
オーガナイザー:村田佳輝先生(本会会長)