このたび,感染症を専門とする獣医師の有志が集まって「獣医臨床感染症研究会」を設立しました.今後は感染症の診断や抗菌剤の適正な使用法などについて検討を行い,情報を発信して行く予定です.
下記のとおり、2025年度総会を執り行いました。
1.日時:7月12日(日)13:30~16:00
2.会場:松研薬品工業株式会社 会議室
(住所:〒184-0003 東京都小金井市緑町5丁目19番21号)
※最寄り駅はJR中央線武蔵小金井駅で徒歩15分位です。
3.セミナー:増加する人獣共通感染症の問題点を考える
4.参加申込:当日の資料印刷および準備の都合上、【6月26日(金)12:00まで】にフォームからご登録をお願いいたします(締め切りいたしました)。
※今回は役員を除き原則対面での開催となります。円滑な総会運営のため、ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
獣医感染症の論文紹介セミナー第3弾です。前2回は比較的マクロなお話となりましたので、症例に関する論文も――ということで、当会の村田会長からご紹介いたします。人医療ではトキシックショック症候群、壊死性筋膜炎に関連する「人食いバクテリア」として知られる溶血性レンサ球菌ですが、犬でも時に同様な重篤な症状を呈しうるということを示し、表現型・遺伝型解析などの詳細な探索まで実施した報告です。
※8/15追記 顧問の髙橋 孝先生(北里大学 大村智記念研究所)からも、レンサ球菌に関する情報を追加でご教示いただけることになりました。
6月に立ち上げた獣医感染症の論文紹介セミナー第2弾です。北海道大学 動物医療センターで感染症対策プログラムに取り組まれた笹岡 一慶先生にご紹介いただきます。
北海道大学動物医療センターでの感染症対策をメインに、1)なぜ取り組む(論文を書くこと)ことになったのか、2)何を感染症対策として行ったのか、3)どうなったのか(検証)、4)論文とリバイスでの苦労などについてご紹介いただけるとのことです。
SFTSもあり、院内の感染対策が脚光をあびることとなりましたが、どのように感染症対策プログラムを実践につなげるかという参考になると期待されます。
猫や犬だけでなく人にも感染が波及する重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に対し、スタッフの安全確保に対する懸念が非常に高まっています。以前もセミナーを実施していただいた当会役員の藤井祐至先生(長崎大学 高度感染症研究センター 助教)、松本泰和先生(益田ペットクリニック院長)に、緊急セミナーとして講演いただけることになりました。
藤井先生はSFTSに感染した猫を実際に診療された経験もおありなので、診断・治療のポイントや周囲の感染防御について、きちんとしたセオリーに基づいて解説いただけます。
松本先生は臨床現場で、数多くのSFTS臨床例をご経験し、不幸にもご自身もSFTSに感染し、重症ながら、死の淵から生還されたご経験もあり、実際のお話をして頂きます。
お二人の先生に診察・感染について、私たち臨床獣医師が今後身を守るにはどうして行けば良いかを解説していただきます。遅い時間となりますが、ご視聴が現場の不安の解消の一助となりましたら幸いです。
※6/24時点で多数のご希望があり、一時的にチケットが売り切れ状態となっておりましたが、Zoomの契約をアップグレードして1000名に対応できるようにいたしました。そのぶん、運営上のトラブルもあろうかと思われますから、カメラ・マイクオフや質疑応答のチャット記載など、平穏な参加にご協力いただけましたら幸いです。
参考資料 - 「国立健康危機管理研究機構」(旧 感染研)こちらに本セミナーでも紹介された対策マニュアルがあります
獣医感染症の論文について、著者ご自身に紹介していただくオンラインの新企画を立ち上げました。普段の業務が忙しい中、論文を誤解なく精読するというのはとても大変なことですので、論文の意味や関連する背景にある課題など、御本人に直接教えてもらってしまいましょう。 題材とする論文は感染症から選出していきますが、臨床獣医師全般を対象としますので、詳しい知識がないという方でも遠慮なくご参加ください。
第1弾として、獣医師会と連携して実施された小動物獣医師による抗菌薬処方行動の報告です。酪農学園大学の蒔田浩平先生にご紹介いただきます。
抗菌薬の適正使用(そして慎重使用)が叫ばれていますが、いったいどこが懸念されているのか、現実にはどんな場合に人用の抗菌薬が用いられていて、臨床医としてこれから気をつけなければいけないのかが見えてくることでしょう。
2025年3月20日(木・祝日)に、2024年度総会、それとあわせて第22回研究会セミナーを開催しました.「レプトスピラの知識を最新にアップデート」をテーマに、国内における大家である感染研の小泉信夫先生に総論をお話いただくとともに、2023年に改訂されたACVIMコンセンサス宣言にあわせたアップデート情報を村田佳輝会長、藤井祐至先生からそれぞれ解説いただきました.
また、協賛にも入っていただけている共立製薬株式会社さまから予防に関する情報共有、株式会社ゴーフォトンさまからは院内利用できるモバイル リアルタイムPCR装置の体験会も実施されました。
さらに、当日に先駆けたプレセミナーとして、福井祐一先生からこのPCR装置の活用についてオンラインでお話しいただきました(3月12日)。
動物用抗菌剤研究会のシンポジウム「伴侶動物における薬剤耐性菌問題の現状と課題」において、「伴侶動物臨床分野における薬剤耐性菌対策の実際」と題して、村田会長より臨床現場における薬剤耐性の課題について述べ、当研究会の活動を紹介いたしました。
本会会員で,愛媛県今治市の南動物病院院長 南 博文 先生が,令和6年7月27日に亡くなりました.
今まで当会に大きな貢献をしてくださった南先生が亡くなったことに対し,関係者一同言葉に尽くせない悲しみを感じています.この場をお借りして南先生に哀悼の意を表するとともにご冥福を心からお祈りいたします.
列島縦断AMR対策事例紹介シリーズで当研究会の活動が紹介されました.
これは,薬剤耐性菌の発生抑制に取り組む様々な団体に取材をしたもので,当会からは会長の村田先生がインタビューに応じています.詳細はこちらから.
薬剤耐性菌対策や啓蒙活動を行なっている団体を対象にした第3回薬剤耐性(AMR)対策普及啓発活動表彰「薬剤耐性へらそう!」応援大使賞を本会が受賞しました.この賞は内閣官房が主催するもので,2019年11月9日に授賞式が行われました.